敦賀・若狭 グルメコラム

福井県小浜市の名物・くずまんじゅうとは?季節別のおすすめ和菓子もチェック

ガラスの皿に盛られたくずまんじゅう
小浜市の伝統的な銘菓であるくずまんじゅうは、暑い季節につるんとした冷たい食感が心地良い和菓子。小浜市には和菓子屋が多く、くずまんじゅうの他にもさまざまな銘菓が販売されています。この記事では、くずまんじゅうがどのような和菓子か解説するとともに、小浜市をはじめ嶺南(敦賀・若狭)エリアの季節別のおすすめの和菓子を紹介します。

小浜市の名物【くずまんじゅう】とは

くずまんじゅうを取ろうとする手元
小浜市で昔から作られていた、涼し気な見た目が特徴のくずまんじゅう。まずは、くずまんじゅうとはどのような和菓子なのか解説します。まだ食べたことがない人も、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

透明なくずでこしあんを包んだ和菓子

くずまんじゅうは小浜で昔から作られている伝統的な和菓子です。練って透明にしたくずでこしあんを包み、冷やして作ります。ぷるぷるとした食感とあんこの甘みが特徴で、中のあんの色を変えることで、さまざまな表情を見せてくれます。小浜市のきれいな水から作られる美しいくずまんじゅうは、幅広い年代に愛される銘菓です。

小浜の夏の風物詩

くずまんじゅうは春から夏にかけてよく食べられるお菓子。暑さの厳しい夏に、冷たくつるんとした食感のくずまんじゅうはぴったりです。あんはこしあんのみで、甘さがしつこくありません。お土産としてもよく選ばれています。

【春・夏】おすすめの嶺南エリアの銘菓

くずまんじゅうの他にも、小浜市をはじめとした嶺南エリアには有名な銘菓がたくさんあります。ここからは季節別におすすめの銘菓と人気店を紹介します。小浜市に足を運んだ際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

くずまんじゅう |伝統を今に伝える老舗和菓子屋「伊勢屋」

伊勢屋のくずまんじゅう

伊勢屋のくずまんじゅう

引用元: 伊勢屋

小浜の春夏の和菓子と言えばくずまんじゅうです。今回紹介するのは、創業190年を超える老舗和菓子屋の「伊勢屋」。夏は「くずまんじゅう」、冬は「丁稚ようかん」と季節限定の銘菓をはじめ、さまざまな和菓子を製造販売しています。
くずまんじゅうは毎年4~10月上旬頃にかけての限定商品で、日本三大くずのひとつである若狭の熊川くずを使用し、その上品な風味は絶品です。名水100選に選ばれた良質な地下水「雲城水」を使用し、透き通った美しい見た目も魅力のひとつです。
住所 〒917-0071 福井県小浜市1-1-6
電話番号 0770-52-0766
営業時間 8:30~17:30
定休日 水曜日
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト 伊勢屋

若狭うめのどら焼|こだわりのあんこを自社製造する「志保重」

志保重の若狭うめのどら焼

志保重の若狭うめのどら焼

引用元: 志保重

若狭の特産品である梅を使用した、「若狭うめのどら焼」も春夏におすすめの銘菓のひとつです。どら焼きに梅のジャムや甘露煮が入っているので、梅の酸味で夏バテ防止になり、厳しい暑さを乗り越えられるかもしれません。
紹介するお店は創業の1806年から200年以上、伝統の味を守り続けている老舗の「志保重」。少し酸味の効いた梅ジャムを使用し、自社製造しているこだわりのあんことの相性は抜群です。上品な味わいで後味もさっぱりとしています。
他にも甘酸っぱいいちじくのジャムを使ったどら焼きや、旬の栗をたっぷり使ったどら焼きなどを販売しています。詰め合わせの商品は、お土産にもきっと喜ばれるでしょう。
住所 〒917-0096 福井県小浜市雲浜1-8
電話番号 0770-52-0599
営業時間 9:00~18:00
定休日
年中無休
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト 志保重

くずバー|創業50年を超える老舗和菓子店「和菓子処 菊水堂」

和菓子処 菊水堂のくずバー

和菓子処 菊水堂のくずバー

引用元: 和菓子処 菊水堂

くずバーはくず粉を使って作られた、スティックタイプのアイスクリームです。くず粉を原料に使っているので、溶けない不思議なアイスとして知られています。もっちりとした食感がクセになりそうです。
メロン、ブルーベリー、みかん、白桃、栗小豆、安納芋など味のバリエーションも豊富。創業50年を超える和菓子店・菊水堂が製造販売しています。
住所 〒919-1542 福井県若狭町井ノ口36-8-1
電話番号 0770-62-0024
営業時間 8:00~19:00
定休日 火曜日
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト
和菓子処 菊水堂

菱餅|一つ一つ手作りの和菓子が味わえる「中西製菓」

桃の節句に欠かせない菱餅ですが、美浜町にある中西製菓が作る菱餅は一味違います。一般的な菱餅はもち米などを用いて固められますが、中西製菓の菱餅は餅粉と砂糖を練り上げた求肥(ぎゅうひ)を使用しています。
まるで大福のようなやわらかい食感で、口に入れるとほんのりとした甘みと、ヨモギの爽やかな風味が広がるでしょう。毎年期間限定で製造販売しています。
住所 〒919-1123 福井県三方郡美浜町久々子18-11
電話番号 0770-32-0130
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト 中西製菓

【秋・冬】おすすめの嶺南エリアの銘菓

続いて「秋・冬」におすすめの、小浜市をはじめとした嶺南エリアの銘菓の紹介です。季節ならではのおいしさを堪能してみてはいかがでしょうか。

イチゴ大福|銘菓の宝庫「志保重」

志保重のおっきいイチゴ大福

志保重のおっきいイチゴ大福

引用元: 志保重

冬に旬を迎えるイチゴを使った大福もおすすめです。製造販売は若狭のどら焼きでも紹介した「志保重」。冬の季節限定商品の「おっきいイチゴ大福」は人気商品です。とれたての新鮮なイチゴを大福の中に閉じ込めました。
地元産の甘酸っぱい大きなイチゴと、甘さ控えめのあんこがマッチしています。甘さと酸っぱさのバランスが良いため、さまざまな年代から愛されている銘菓です。「おっきいイチゴ大福」の賞味期限は製造日も含めた3日間です。新鮮なうちにおいしさを堪能してみてはいかがでしょうか。
住所 〒917-0096 福井県小浜市雲浜1-8
電話番号 0770-52-0599
営業時間 9:00~18:00
定休日
年中無休
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト 志保重

若狭葛ようかん|くずでようかんを固めた商品を開発「井上耕養庵」

井上耕養庵の若狭葛ようかん

井上耕養庵の若狭葛ようかん

引用元: 井上耕養庵

福井県の郷土菓子であるでっちようかんは、小浜市では冬の季節に食べる風習があります。井上耕養庵では、夏のくずまんじゅうと冬のでっちようかんを元に作られた「若狭葛ようかん」を販売しています。JAL国内線ファーストクラスの機内食に選ばれたこともある人気商品です。
くずで固めたようかんを平箱いっぱいに入れ、付属の木べらで好きな大きさに切って食べます。地元熊川のくずと瓜割の滝の名水を使用し、伝統的なでっちようかんの技法で作られています。つるんとしたのど越しの良い食感と、小豆の優しい甘さが特徴的です。
住所 〒917-0075 福井県小浜市南川町9-17
電話番号 0770-52-0199
営業時間 8:00~18:00
定休日 火曜日
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト お菓子処 井上耕養庵

敦賀ふわっセ|嶺南エリアで初の洋菓子店「KOBORI・小堀日之出堂」

KOBORI・小堀日之出堂の敦賀ふわっセ

KOBORI・小堀日之出堂の敦賀ふわっセ

引用元: KOBORI・小堀日之出堂

敦賀みかんとコシヒカリの絶妙なハーモニーが味わえる秋冬限定のスイーツです。小麦粉を一切使用せず福井県のブランド米コシヒカリ100%で焼き上げた生地は、口の中でふわふわ生地が溶けるような食感。コクがあって味の濃い、敦賀みかんのゼリーをはさんだ爽やかな味わいが特徴です。
KOBORIは嶺南エリアに初めてできた洋菓子店として、創業100年を越える老舗のお店です。伝統を刻むモノ作り技術で新しいお菓子を作り続けています。
住所 〒914-0063 福井県敦賀市神楽町1-2-34
電話番号 0770-21-0141
営業時間 9:00~19:00
定休日 水曜日
※詳細は事前にご確認ください。
参考サイト KOBORI StrawberryCandle

小浜市のくずまんじゅうや嶺南エリアの銘菓を食べに行こう!

飲み物とくずまんじゅう
小浜市やその周辺の嶺南エリアには、くずまんじゅうをはじめとする銘菓がたくさんあります。そのなかでも季節限定メニューは、旬の味を楽しむことができるでしょう。嶺南エリアならではの銘菓が気になる人は、ぜひ紹介した店舗に足を運んでみてくださいね。
※掲載されている情報は2024年2月時点のものです。掲載情報は予告なく変更になる場合があります。